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ネットワークスペシャリスト平成25年秋期 午前U 問6
午前U 問6
IPネットワークのルーティングプロトコルの一つであるBGP-4の説明として,適切なものはどれか。ここで,自律システムとは,単一のルーティングポリシによって管理されるネットワークを示す。
- [この問題の出題歴]
- ネットワーク H17秋期 問25
- ネットワーク H19秋期 問23
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » データ通信と制御
正解
イ
解説
BGP-4(Border Gateway Protocol version 4)は、現在のインターネットにおいて、ISPなどの相互接続時にお互いの経路情報をやり取りするために使われる経路制御プロトコルです。
相互接続されるネットワークは自律システム(Autonomous System:以下AS)と呼ばれ、それぞれのASが内部に持っているネットワークに関する経路情報は、それらを個別に扱わず、連続するネットワークブロックをひとかたまりにして他のASに広告されます。これを経路集成(あるいはアグリゲーション:aggregation)と呼びます。
BGPは一般的に二つ以上のASに接続される場合に必要となります。この場合、インターネット上のいろいろな対地に対して、どの隣接ASを通じてトラフィックを到達させるかに関する方針 = ルーティングポリシーを立てる必要があります。このルーティングポリシーに従った経路制御をポリシールーティングと呼びます。
BGPはこのポリシールーティングを実現するために、経路情報にいくつかの属性パラメータ(パス属性値と呼ばれる)を付加することができます。このパラメータを調整して経路情報を広告すること、あるいはこのパラメータに従って経路情報の優先制御を行うことで、ポリシールーティングを実現します。
BGPのように通過する経路のリストだけで経路制御を行うプロトコルを「経路ベクトル型(Path Vector)」といいます。
https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No35/0800.html
相互接続されるネットワークは自律システム(Autonomous System:以下AS)と呼ばれ、それぞれのASが内部に持っているネットワークに関する経路情報は、それらを個別に扱わず、連続するネットワークブロックをひとかたまりにして他のASに広告されます。これを経路集成(あるいはアグリゲーション:aggregation)と呼びます。
BGPは一般的に二つ以上のASに接続される場合に必要となります。この場合、インターネット上のいろいろな対地に対して、どの隣接ASを通じてトラフィックを到達させるかに関する方針 = ルーティングポリシーを立てる必要があります。このルーティングポリシーに従った経路制御をポリシールーティングと呼びます。
BGPはこのポリシールーティングを実現するために、経路情報にいくつかの属性パラメータ(パス属性値と呼ばれる)を付加することができます。このパラメータを調整して経路情報を広告すること、あるいはこのパラメータに従って経路情報の優先制御を行うことで、ポリシールーティングを実現します。
BGPのように通過する経路のリストだけで経路制御を行うプロトコルを「経路ベクトル型(Path Vector)」といいます。
- BGPは、インターネット全体をカバーするような大規模なネットワークで使用されるEGP(Exterior Gateway Protocol)に分類されます。RIP(Routing Information Protocol)の説明です。
- 正しい。BGPルータ同士は「OPEN」「KEEPALIVE」「UPDATE」「NOTIFICATION」の4つのメッセージをやり取りします。このうち経路情報を伝達するUPDATEメッセージには「新規の経路情報」と「削除する経路情報」が格納されていて、メッセージを受け取ったBGPルータは現在の経路情報に加減することで情報を最新に保ちます。
- BGPは、自律システム間の経路情報をやり取りするために使われる※ルーティングプロトコルで「経路ベクトル型」の経路制御を行います。(自AS内でBGPの情報を通過させるためにも使用されます。)
- OSPF(Open Shortest Path First)の説明です。
https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No35/0800.html