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[0227] 平成21年度秋、午後Ⅰ問1、設問3(3)について

 tonaiSEさん(No.1) 
L2層での経路冗長化技術としてスパニングツリープロトコルの導入した場合の
デメリットを、PCの接続や切断に注目して回答する問題です。
MACアドレステーブルの再学習や、各ポートの状態遷移が発生するため、
通信不可になる時間が数十秒続くというデメリットがある認識です。

IPAの解答に、「VLAN内へのユニキャストフレームの流出が増加する」とありますが、
これは、具体的にはどのようなフレームのことを指していますでしょうか?

BPDUフレームはブロードキャストされる認識のため、
ユニキャストではないのではないかなと考えておりますが、
認識齟齬あればご指摘ください。

2022.02.26 11:08
hisashiさん(No.2) 
NW ゴールドマイスター
PCを接続するポートがブロッキングからフォワーディング状態に移行するとSTPの構成に変更が生じたものとみなされ、TCN BPDUやTCビットをセットしたBPDUが行き来します。その過程でL2SWのMACアドレステーブルがクリアされ、その間何かしら通信が発生すると、L2SWの各ポートからフラッディングされるんだと思います。

MACアドレステーブルにない宛先の場合、スイッチは、送信元以外のすべてのポートからフラッディングをします。なお、このフラッディングは、ユニキャストアドレスで各ポートから送出されます。
2022.02.26 17:51
 tonaiSEさん(No.3) 
ご解答ありがとうございます。
つまり、STPについて、PCの接続や接続断に伴う動きは、下記➀~④のイメージでしょうか

➀PCの新規接続や接続断に伴い、STP対応のL2SWでは物理的なトポロジの変化が起きたとみなされる。
②➀の結果、STPツリーの再計算(BPDUフレームのやり取りにより、各ポートの状態が、ブロッキング⇔リスニング⇔ラーニング⇔フォワーディングのように遷移する。)が生じる。
③上記の状態遷移の際、MACアドレステーブルのエージングタイムが15秒に一時的に短縮されるため、エージングタイム終了直後は実質ほとんどのテーブル上のエントリが削除された状態になる。
④③の結果、L2SWに流入するユニキャストフレームのほとんどが、フラッディングされることになり、リソース逼迫しやすくなる。

解答例のうち1つは、②の状態遷移が収束するまでの待ち時間(50秒程度)通信ができなくなるという観点での解答、もう一つの解答例は、③のMACアドレステーブルの再計算(ほぼ初期化)によるフラッディング頻度の上昇で、NWリソースが逼迫するという観点での解答なのかなと思いました。

書籍の解説を確認したところ、PCの接続と切断のそれぞれの観点で解答例が記載されているような説明がありましたが、上記の認識で合っているとするならば、IPAのどちらの解答例についてもPCの接続と切断の双方で生じる事象に見受けられて、質問させていただいた次第です。

hiashi様的には、どのようにIPA側が論述の観点を分けて記載しているものと思われますでしょうか?
2022.02.26 21:11
hisashiさん(No.4) 
NW ゴールドマイスター
トポロジーのところで私の回答が間違っていました。申し訳ございません。
①トポロジーの変更の検出は、PC接続ではなく切断時です。
IPAの回答は、書籍の解説のとおりPC接続時と切断時の観点で書かれていると思います。

②③④はご認識のとおりです。
2022.02.26 22:20

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