ネットワークスペシャリスト平成21年秋期 午前Ⅱ 問10

問10

HTTPのGETメソッドとPOSTメソッドに関する記述のうち,適切なものはどれか。
  • GETの実装は必須であるが,POSTはオプションである。
  • GETはサーバへの送信,POSTはサーバからの応答である。
  • POSTの応答はキャッシュされるが,GETはキャッシュされない。
  • POSTはサーバのCGIを起動できるが,GETは起動できない。

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク応用

正解

解説

GETPOSTは、HTTPリクエストメソッドと呼ばれるものでリクエストURIの処理方法をWebサーバに伝えるものです。

GETとPOSTは共にサーバにリクエストを行うメソッドですが、フォームデータなどのCGIなどで使用するパラメータをWebサーバへ受け渡す時の方法が異なります。
GET
○○.php?mode=new&uid=34632847 というようにURLの後ろに「項目=値」という形式でテキストデータを付加して送信する方式。
サーバに送れるデータはテキスト形式のみで文字数に制限がある。URLの一部としてデータ値が含まれるので、ユーザーIDやセッションIDなどを付加した場合はURLから機密情報が漏れてしまう危険性がある。
POST
パラメータをメッセージボディにセットしサーバに渡す方式。
テキスト形式だけでなくバイナリ形式のデータにも対応しているため、掲示板への書込み要求やファイル・画像のアップロードなどのデータ量が多い送信に使用される。
  • 正しい。HTTP/1.1アプリケーションでは、GETメソッドとHEADメソッドのサポートが必須となっていますが、POSTメソッドはオプションとされています。
  • サーバへのデータの引き渡し方法が異なるだけで、どちらもHTTPリクエスト(Webページ取得要求)で使用されます。
  • 記述は逆でGETで取得したページはキャッシュされ、POSTで取得したページはキャッシュされません。
  • どちらのメソッドでもCGIを起動することができます。
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