ネットワークスペシャリスト令和元年秋期 午前Ⅱ 問8

問8

DNSゾーンデータファイルのNSレコードに関する記述のうち,適切なものはどれか。
  • 先頭フィールドには,ネームサーバのホスト名を記述する。
  • ゾーン分割を行ってサブドメインに権限委譲する場合は,そのネームサーバをNSレコードで指定する。
  • データ部(RDATA)には,ゾーンのドメイン名を記述する。
  • データ部(RDATA)には,ネームサーバの正規のホスト名と別名のいずれも記述できる。

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル

正解

解説

NS(Name Server)レコードは、そのドメインにおいてDNSレコードを保持する権威DNSサーバを指定するためのレコードです。書式は次のとおりです。
//ドメイン名 TTL IN NS ネームサーバの名前
example.com. 3600 IN NS ns.example.com.
  • 先頭はゾーンのドメイン名を記述します。
  • 正しい。サブドメインへの権限委譲とは、下位ドメイン(サブドメイン)についてはサブドメインのDNSサーバに管理を任せる方法です。例えば、example.comのサブドメインとしてshop.example.comがあり、そのDNS情報をns.shop.example.comに記述している場合、上位ドメインのNSレコードには、以下のように権限委譲するゾーンのドメイン名とネームサーバの対応関係を記述することになります。
    shop.example.com. 3600 IN NS ns.shop.example.com.
  • データ部(RDATA)には、ネームサーバのホスト名を記述します。
  • データ部(RDATA)にネームサーバの別名を記述すると、同じホスト名でAレコードとCNAMEレコードの競合が生じるため、NSレコードには正規のホスト名しか記述できません。
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