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RARPとGARPの使い分けについて。 [0569]

 やまんばさん(No.1) 
VRRPでマスターとバックアップが入れ替わる際、L2スイッチのMACアドレステーブル書き換えを目的として、バックアップから「GARP」が送信されます。

同様に、二つの物理サーバーで稼働するVM(アクティブ/スタンバイ)上で障害が起きた際、L2スイッチのMACアドレステーブル書き換えのため、切り替え先VMから「RARP」が送信されます。

このように、似通ったマスター/バックアップの切り替え処理においても、RARP/GARPを分けて書いている参考書をよく目にします。

この二つの間に明確な違いはあるのでしょうか。

よろしくお願いいたします。
2025.04.12 19:42
あいうえおさん(No.2) 
自分の中の認識だとmacアドレステーブルの書き換えにはGARPしか使用されない認識です、、(書き換えにRARPを使う参考書があれば教えてもらいたいです)

RARPとGARPはそもそも使用目的が異なるので、そこは調べてもらうと分かりやすいと思います。

私の認識でざっくり言うと
RARP:IPアドレスからmacアドレスを得る
GARP:macアドレステーブルの書き換えに使う
2025.04.12 20:38
ベンベックマンさん(No.3) 
>この二つの間に明確な違いはあるのでしょうか。

・GARPの主目的
周囲に自身のIP/MAC情報を通知する。
IPの重複確認。

・RARPの主目的
MACアドレスからIPアドレスを取得する。
その際、副次的にMACアドレステーブルが更新される効果はあるが、それが主目的ではない。

L2スイッチのMACアドレステーブルを書き換えたい場合には、GARPが一般的・標準的な手法だと思います。
2025.04.12 22:17
 やまんばさん(No.4) 
ご回答いただきありがとうございます。

>> 書き換えにRARPを使う参考書があれば教えてもらいたいです

私の方でもさらに調べていたところ、参考書の詳説に以下のような記述がありました。

(アクティブ/スタンバイ切り替え時に)RARPフレームを送信する理由はL2SWのMACアドレスを更新する以外に、副作用がないためである。L2SWのMACアドレスを更新する目的を果たすには、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであり、送信元MACアドレスが(スタンバイ)のMACアドレスであればよい。必ずしもRARPフレームである必要はないわけだ。(中略)
今日のネットワークにRARPサーバを設置することはないので、副作用がないフレームと言える。

※ネットワークスペシャリスト2025年版(ICTワークショップ著)から引用

私もネスペの勉強をする中で、RARPを使ってMACアドレスからIPアドレスを求めるケースは目にしたことが無い気がします。

GARPは、恐らくDHCP ACKのあとにIPアドレスの重複確認で送信されていた記憶があります。


この参考書内でも、VRRPの説明では明確にGARPでMACアドレステーブルを書き換えるとあるため、ここに何らかの意図があると考えました。
2025.04.12 23:38
にぇさん(No.5) 
RARPではARPテーブルは更新されないですよね。
引用の書籍はL2SWについて言及されていますが、L3SWだとMACアドレステーブルだけではなくARPテーブルも更新するために、RARPではなくGARPを用いるのかと。
2025.04.13 12:42
 やまんばさん(No.6) 
にぇさん、ありがとうございます。

>> RARPではARPテーブルは更新されないですよね。
RARPとGARPの違いについては理解することが出来ました。ありがとうございます。

VRRPのマスタ/バックアップ切り替えとVMのアクティブ/スタンバイ切り替えでは、両者ともMACアドレステーブルの更新とARPキャッシュの更新のいずれの処理も必要になると考えているのですが、RARPとGARPを使い分ける理由が依然として理解できません。
2025.04.13 14:43
にぇさん(No.7) 
使い分ける理由って特にないんじゃないんですかね?
やまんばさんがスレのNo.4で引用されていた参考書の通り、L2SWではMACアドレステーブルが更新できれば、RARPフレーム以外でもいいと書いてありますし。

VRRPでL3のルータでは、ARPテーブルを更新するためにGARPが必要ですが。
2025.04.13 15:40
 やまんばさん(No.8) 
RARPも使えることを例として示しただけかもしれませんね。

とりあえずは、GARPと書けばどちらでも通用しそうなので、本番ではそのようにします。

ありがとうございました。
2025.04.13 18:02
うーさん(No.9) 
> RARPも使えることを例として示しただけかもしれませんね。
ご認識の通りだと思います。

書籍本文にも書かれている通り、L2SWのMACアドレステーブルを更新する目的であれば「副作用のないブロードキャストであればなんでも良い」ということを言いたいだけで、そこが理解できていれば使い分ける理由はないと考えて問題ないでしょう。

そして現代の一般的なネットワークにおいて、RARPはほとんど使われていない古いプロトコルです。もしRARPでしか対応できないケースがあるとしたら、1990年代初期に設計された一部の非常に古いシステムが含まれている特殊な環境とかでしょうか。とはいえ、それが試験内容として出題される可能性は極めて低いと思います。
2025.04.13 19:56
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