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ネットワークスペシャリスト平成30年秋期 午前Ⅱ 問15
問15
WebSocketの説明として,適切なものはどれか。
- HTTPを拡張したプロトコルであり,通信メッセージはXML形式で記述される。
- URIのスキームにhttp又はhttpsを使用し,HTTPやHTTPSと同じポート番号で通信する。
- 双方向通信を行う仕組みであり,サーバ側からもクライアントにWebSocketの接続開始を要求できる。
- 通信はGETメソッドで始まり,クライアントとサーバ間でハンドシェイクをして接続が確立する。
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク応用
正解
エ
解説
WebSocketは、Webアプリケーションにおいてクライアント(Webブラウザ)とWebサーバの間で効率的な双方向通信を実現するプロトコルです。
通信路の確立後は、HTTPの手順に縛られず、1つのTCPコネクション上でデータのやり取りが行えるようになっているので、従来は難しかったサーバからクライアントへのデータのプッシュ可能になったり、通信ごとのHTTPコネクションが不要になるので高効率な通信ができたりするメリットがあります。
通信路の確立後は、HTTPの手順に縛られず、1つのTCPコネクション上でデータのやり取りが行えるようになっているので、従来は難しかったサーバからクライアントへのデータのプッシュ可能になったり、通信ごとのHTTPコネクションが不要になるので高効率な通信ができたりするメリットがあります。
- XMLSocketの特徴です。WebSocketでは、XML形式に限られず任意のテキスト/バイナリデータをやり取り可能です。
- URIのスキームには ws(平文通信) または wss(暗号通信) の2つがあります。デフォルトのポート番号は、wsが80番、wssが443番と、http,httpsに準じていますが、任意のポート番号を指定することも可能です。
- WebSocketの接続は、クライアント側がハンドシェイク要求をサーバに送信することで始まります。サーバ側からWebSocketの接続開始を要求することはできません。
- 正しい。WebSocketの開始時は、まずHTTPの手順に則り、クライアントからupgradeヘッダーを含むGETリクエストを送信します。そして、サーバ側もupgradeヘッダーを含むレスポンスを返すことでWebSocketに切り替わる仕組みになっています。