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ネットワークスペシャリスト平成30年秋期 午前Ⅰ 問24
問24
IT投資に対する評価指標の設定に際し,バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に,内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
- 売上高営業利益率を前年比5%アップとする。
- 顧客クレーム件数を1か月当たり20件以内とする。
- 新システムの利用者研修会の受講率を100%とする。
- 注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
- [出典]
- 応用情報技術者
平成30年秋期 問64と同題
分類
ストラテジ系 » 経営戦略マネジメント » ビジネス戦略と目標・評価
正解
エ
解説
バランススコアカードは、企業のビジョンと戦略を実現するために、「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」という4つの視点から業績を評価・分析する手法です。
バランススコアカードのプロセスである各視点については以下の通りです。
バランススコアカードのプロセスである各視点については以下の通りです。
- 財務の視点
- 株主や従業員などの利害関係者の期待に応えて良い業績を出すために、財務的にどのように行動すべきかの指標を設定する。KPIの例としては、ROA、ROE、株価、売上高利益率などが挙げられる。
- 顧客の視点
- 企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの目標を設定する。KPIの例としては、顧客満足度、成約率、客単価、クレーム件数などが挙げられる。
- 内部ビジネスプロセス(業務プロセス)の視点
- 財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための目標を設定する。KPIの例としては、納期順守率、平均リードタイム、不良率、改善提案件数などが挙げられる。
- 学習と成長の視点
- 企業のビジョンを達成するために、組織や個人としてどのように変化(改善)し、能力向上を図るかの目標を設定する。KPIの例としては、年間教育/訓練時間、資格取得数、特許取得数、従業員の満足度などが挙げられる。
- 財務の視点に該当します。
- 顧客の視点に該当します。
- 学習の視点に該当します。
- 正しい。内部ビジネスプロセスの視点に該当します。