ネットワークスペシャリスト平成29年秋期 午前Ⅱ 問25

問25

XP(eXtreme Programming)のプラクティスの一つであるものはどれか。
  • 構造化プログラミング
  • コンポーネント指向プログラミング
  • ビジュアルプログラミング
  • ペアプログラミング

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法

正解

解説

エクストリームプログラミング(XP:Extreme Programming)は、1990年代後半、Kent Beck氏らによって提唱されたソフトウェア開発手法でアジャイルソフトウェア開発と称される一連の手法の先駆けとなったものです。「プログラマーは人間である」という思想のもと、叩き台となるプログラムを早期に開発し、短いサイクルで頻繁にテストとリリースを繰り返すことで、顧客の要求への対応力と生産性を高め、リスクを軽減することを目的としています。

XPでは、ソフトウェア開発に有益である要素を4つのカテゴリ、19のプラクティスとして定義していますが、そのうちの1つが「ペアプログラミング」です。これは二人一組で実装を行い、一人が実際のコードをコンピュータに打ち込み、もう一人はそれをチェックしながら補佐するという役割を随時交代しながら作業を進めるという手法です。

ペアプログラミングを行うことで、細々した問題解決に要する時間が短くなる、常にコードレビューを行うことができる、集中力が持続する、コードの詳細を理解したメンバーが常に2人以上いることで後々のコード共有に役立つ、などの多彩な効果を得ることができるとされています。
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  • 構造化プログラミングは、1970年代に登場したプログラミング手法であり、「順次・分岐・反復」という3つの基本制御構造に従ってプログラムを構成する方法論です。
  • ソフトウェアを再利用可能な「コンポーネント」として構成する考え方です。1970年代から提唱されはじめ、1990年代にソフトウェアコンポーネントのアーキテクチャとして定着しました。
  • テキストではなく、アイコンやブロック、図形などの視覚要素を使ってプログラミングを行う手法です。ScratchやLabVIEWなどがこれに該当します。
  • 正しい。ペアプログラミングは、XPの代表的なプラクティスのひとつです。
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