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ネットワークスペシャリスト平成22年秋期 午前T 問6
午前T 問6
ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて,ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで,このシステムは主記憶が不足しがちで,多重度やスループットなどはシステム性能の限界で運用しているものとする。
- [この問題の出題歴]
- 応用情報技術者
平成22年秋期 問19と同題
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
ウ
解説
ページングは、主記憶を効率よく管理することを目的とした仮想記憶管理方法で、仮想アドレス空間と主記憶をページという固定長の区画に分割し、ページ単位でアドレス変換を行います。
ほとんどのプログラムがページサイズの半分以下ということは、固定長のページ内に使われていない空き領域が存在していることを示しています。ページサイズを半分にすることでこの空き領域を圧縮し、主記憶の利用率を高めることで主記憶不足が緩和される効果が期待できます。
ほとんどのプログラムがページサイズの半分以下ということは、固定長のページ内に使われていない空き領域が存在していることを示しています。ページサイズを半分にすることでこの空き領域を圧縮し、主記憶の利用率を高めることで主記憶不足が緩和される効果が期待できます。
- ページサイズが小さくなりページ数が増加する分だけオーバーヘッドは増加します。
- ほとんどのプログラムはページサイズの半分以下であるので、大半は1つのページ内に収まります。よってシステム性能への影響は小さいと考えられます。
- 正しい。
- ほとんどのプログラムはページサイズの半分以下であるので、ページフォルト回数がそれほど増加することはなく、システム性能への影響は小さいと考えられます。