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ネットワークスペシャリスト令和6年春期 午前Ⅰ 問13
問13
公開鍵暗号方式を使った暗号通信をn人が相互に行う場合,全体で何個の異なる鍵が必要になるか。ここで,一組の公開鍵と秘密鍵は2個と数える。
- n+1
- 2n
- n(n-1)2
- log2n
- [出典]
- 応用情報技術者
令和6年春期 問38と同題
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
公開鍵暗号方式を使った暗号通信では、復号鍵(秘密鍵)を正規の受信者が保持し、暗号化鍵(公開鍵)を複数の送信者に向けて公開します。暗号化は誰でもできますが、正しく復号できるのは正規の受信者のみなので通信内容を秘匿にすることができます。
この方式では、一組の秘密鍵と公開鍵を用意するだけで、受信者1人が不特定多数の送信者と暗号通信を行うことができます。n人が相互に暗号通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人なので必要となる秘密鍵はn個です。さらに、n個の秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。したがって「イ」が正解です。
なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n-1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。
この方式では、一組の秘密鍵と公開鍵を用意するだけで、受信者1人が不特定多数の送信者と暗号通信を行うことができます。n人が相互に暗号通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人なので必要となる秘密鍵はn個です。さらに、n個の秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。したがって「イ」が正解です。
なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n-1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。