HOME»ネットワークスペシャリスト令和3年春期»午前Ⅰ 問6
ネットワークスペシャリスト令和3年春期 午前Ⅰ 問6
問6
ページング方式の仮想記憶において,ページアクセス時に発生する事象をその回数の多い順に並べたものはどれか。ここで,A≧Bは,Aの回数がBの回数以上,A=Bは,AとBの回数が常に同じであることを表す。
- ページアウト≧ページイン≧ページフォールト
- ページアウト≧ページフォールト≧ページイン
- ページフォールト=ページアウト≧ページイン
- ページフォールト=ページイン≧ページアウト
- [出典]
- 応用情報技術者
令和3年春期 問19と同題
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
エ
解説
まずは各事象の意味を確認します。
以上の2つの関係をまとめると「ページフォールト=ページイン≧ページアウト」となります。したがって「エ」が適切です。
- ページフォールト
- プログラムの実行に必要なページが主記憶に存在していないときに発生する割込み
- ページアウト
- 主記憶上のページを仮想記憶に移動させる処理
- ページイン
- 仮想記憶上のページを主記憶に移動させる処理
- ページフォールトが発生する
- 主記憶に空きがなければ、置換アルゴリズムが主記憶上から仮想記憶に移すページを決定する
- ②で決定したページを仮想記憶に移動する
- プログラムの実行に必要なページを仮想記憶から主記憶に移動する
以上の2つの関係をまとめると「ページフォールト=ページイン≧ページアウト」となります。したがって「エ」が適切です。