令和3年午後Ⅰ問1 設問3(4)

みらのさん  
(No.1)
いつもお世話になっております。
令和3年午後Ⅰ問1 設問3(4)がどうしても理解できず、
詳細をお伺いしたいしだいです。

正解はイ、エ、カということで、
イとカは分かるのですが、なぜエになるのでしょうか。
在庫管理端末011はL2SW-Xが間に入ることによって、
ポート接続リスト上見えなくなるような気がしたのですが、
この点にふれられたものが見当たらず…
お手数ですがよろしくお願いいたします。
2025.04.05 15:15
にぇさん 
(No.2)
>ポート接続リスト上見えなくなるような気が
どういう意味でしょうか?
L2SW-Xが接続されるだけで、在庫管理端末011から運用管理サーバへの、LLDP-MEDの送信が停止されてしまうということでしょうか?
2025.04.05 15:24
みらのさん  
(No.3)
にぇ様

ご確認ありがとうございます。

L2SW-Xが間に接続されることで在庫管理端末011の情報(LLDP)は
L2SW01まで届かなくなり、結果運用管理サーバで情報収集できなくなるのでは、
と思ったのですが…この点いかがでしょうか。
2025.04.05 16:35
にぇさん 
(No.4)
>(LLDP)は
L2SW01まで届かなくなり
これは何故ですか?
2025.04.05 16:42
ベンベックマンさん 
(No.5)
>ポート接続リスト上見えなくなるような気がした
LLDPはL2レベルでの通信、SNMPはL3レベルの通信です。
ポート接続リスト上見えなくなるのは、SNMPによるLLDP-MIBの収集が行われない=管理用IPアドレスを把握していない、という場合です。

問題文にはL2SW-Xについて、「L2SW-XはLLDPが有効になっているが、管理用IPアドレスは情報システム部で把握していないものとする」とあります。

・LLDPが有効
隣接機器に自身のLLDP情報を送信します。
今回の問題でいえば、L2SW-Xから隣接機器であるRT01と在庫管理端末011にLLDP情報が送られるため、これにより、RT01と在庫管理端末011は隣接機器がL2SW-Xであることを知ります。

・管理用IPアドレスを把握していない
SNMP通信では、対象機器の管理用IPアドレス宛にSNMPリクエストを送信します。
情報システム部ではL2SW-XのIPアドレスを把握していないため、そもそもL2SW-X宛のSNMPリクエストが送られず、L2SW-Xのポート接続リストは作成されません。

在庫管理端末011はL2SW-XからのLLDP情報を受け取り隣接機器名を変更するので、エが正かいとなります。

ちなみに補足ですが、、、

もし、情報システム部で在庫管理端末011の管理用IPアドレスを把握していなければ、在庫管理端末011のポート接続リストは存在しなくなります。

そして、もしL2SW-XのLLDPが無効化されていれば、RT01と在庫管理端末011は隣接機器が何かが分からなくなります。
2025.04.05 16:49
ベンベックマンさん 
(No.6)
すみません、先ほどの回答ですが、誤りがありました。

L2SW-Xの隣接機器はRT01ではなくL2SW01でしたね💦

失礼しました。
2025.04.05 17:05
みらのさん  
(No.7)
にぇ様、ベンベックマン様

たびたびのご確認ありがとうございます。
おそらく私の認識が誤っていそうです。
私はLLDPは隣接する機器にしか情報を渡せないので、
在庫管理端末011→L2SW-X→L2SW01というルートでのLLDP情報連携ができない
(よって自機器が在庫管理端末011の行番号5は消えるのでは)と思っていましたが、
中継する機器でLLDPが稼働していれば、
このルートでL2SW01まで連携可能ということなのでしょうか…
2025.04.05 17:14
ベンベックマンさん 
(No.8)
>私はLLDPは隣接する機器にしか情報を渡せない
はい、合ってます。

>中継する機器でLLDPが稼働
LLDPでは自身の情報しか隣接機器に送信しません。
L2SW-Xは、在庫管理端末011から受け取ったLLDP情報を自身のMIBに蓄積しますが、L2SW-XからL2SW01に送信するLLDP情報には、在庫管理端末011の情報は含まれていないです。

>このルートでL2SW01まで連携可能ということなのでしょうか…
L2SW01は、隣接機器から送られてきたLLDP情報により、隣接機器が何かを知りますが、その先にどの機器がいるのかまで把握しません。

あくまでも、各機器のMIB情報から全体のネットワーク構成を把握するのは、SNMPマネージャの役割です。
SNMPマネージャからのリクエストを受け取った機器は、自身のMIB情報(LLDPのやりとりで知った隣接機器情報)をマネージャに教えてあげます。
2025.04.05 17:21
みらのさん  
(No.9)
ベンベックマン様
たびたびのご確認ありがとうございます。
そうすると、行番号5の情報はどこから来た情報によって更新されるのでしょうか。
私は自機器トリガー(この場合在庫管理端末011)でなければ
更新はされないと思っていましたが、
実はL2SW-XからのLLDPで行番号5は更新できてしまうということなのでしょうか。
これであればつじつまが合ってそうな気がします…
2025.04.05 17:32
にぇさん 
(No.10)
ちょっと長すぎて、全部読んでないんですが、
>LLDPは隣接する機器にしか情報を渡せない
これはその通りですが、管理サーバは
"LLDPで取得した隣接機器情報"
を、空欄bの通りで(L4)SNMPで情報を収集しています。
なので、普通のパケットと同じく届くと思います。
2025.04.05 18:06
ベンベックマンさん 
(No.11)
>行番号5の情報はどこから来た情報によって更新されるのでしょうか。
SNMPマネージャであるRT管理コントローラが、在庫管理端末011にSNMPリクエストを送信し、そのレスポンスとして取得したMIBの情報です。

L2SW-Xが接続されることで表1が更新されるまでの流れは下記の通りです。

①SNMPマネージャであるRT管理コントローラは、定期的に各機器の管理IPアドレス宛にSNMPリクエストを送信し、各機器に蓄積されているLLDP-MIBの情報を取得する。

②この時点ではL2SW-Xは接続されていないため、在庫管理端末011は隣接機器はL2SW01ですと、SNMPレスポンスを返す。
※L2SW01も同様に、隣接機器は在庫管理端末011ですと、レスポンスを返します。

③SNMPマネージャであるRT管理コントローラは、在庫管理端末011の隣接機器はL2SW01であることを把握。

④ここで、LLDPが有効化されているL2SW-Xが接続される。

⑤L2SW-Xは、自身のLLDP情報を隣接機器に送信する。

⑥L2SW-XからLLDP情報を受け取った在庫管理端末011は、隣接機器がL2SW01ではなく、L2SW-Xに変更されたことを知り、自身のLLDP-MIBを更新する。
※L2SW01も同様に、LLDP-MIBを更新します。

⑦SNMPマネージャであるRT管理コントローラは、定期的に各機器の管理IPアドレス宛にSNMPリクエストを送信し、各機器に蓄積されているLLDP-MIBの情報を取得する。
※L2SW-XのIPアドレスは把握していないため、L2SW-Xに対しては、
 SNMPリクエストを送信しません。

⑧在庫管理端末011は隣接機器はL2SW-Xですと、SNMPレスポンスを返す。
※L2SW01も同様に、隣接機器はL2SW-Xですと、レスポンスを返します。

>自機器トリガー(この場合在庫管理端末011)でなければ更新はされない
LLDPのやり取りと、SNMPのやり取りは別物です。
LLDPのやり取りは隣接機器に対して自身の情報を送信するものですが、LLDPのやり取りではポート接続リストは更新されません。
LLDPで取得した隣接機器等の情報を、SNMPでのやり取りを通じてマネージャに送信することで、ポート接続リストが更新されるのです。(正確には運用管理サーバがREST APIで情報を取得後に更新します。)

>実はL2SW-XからのLLDPで行番号5は更新できてしまうということなのでしょうか
そのイメージです。
もっと正確にいうと、L2SW-XからのLLDPにより、ポート接続リストの行番号5に該当する在庫管理端末011のLLDP-MIBが更新されます。

毎度毎度、回答が長くなりすみません。
2025.04.05 18:07
みらのさん  
(No.12)
ベンベックマン様

ありがとうございました。ようやく理解できました。
在庫管理端末011がSNMPレスポンスを返せるってところがなぜか抜けていました。

何度も丁寧な解説、ありがとうございました。
2025.04.05 19:20

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