平成27年秋期試験問題 午前Ⅱ 問6
問6解説へ
HDLC手順で用いられるフレーム中のフラグシーケンスの役割として,適切なものはどれか。
- 受信確認を待たずに複数フレームの送信を可能にする。
- フレームの開始と終了を示す。
- フレームの転送順序を制御する。
- フレームの伝送誤りを検出する。
正解 イ問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
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解説
フラグシーケンスとは、送信するデータの境目を識別するためにフレームの前後に挿入される「01111110」という8ビットのパターンです。データ中の1が連続して5回続く部分に対しては、送信時にその後に"0"を挿入し、受信側でその挿入された"0"を取り除く「ゼロインサーション処理」を行うことでフラグの一意性を保っています。
HDLC手順ではこのフラグを使用して同期をとる「フラグ同期方式」が採用されています。以下はHDLCフレームの構成です。
HDLC手順ではこのフラグを使用して同期をとる「フラグ同期方式」が採用されています。以下はHDLCフレームの構成です。
- HDLCでは、フロー制御の方法としてTCPと同じスライディングウィンドウ方式を採用しています。これを実現するのは制御部の送信/受信シーケンス番号の役割です。
- 正しい。フラグシーケンスの役割です。
- 制御部の送信/受信シーケンス番号の役割です。
- フレームチェックシーケンス(FCS)の役割です。
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