平成24年秋期試験問題 午前Ⅱ 問14

2台のPCをIPv6ネットワークに接続するとき,2台ともプレフィックスが 2001:db8:100:1000::/56 のIPv6サブネットに入るようになるIPアドレスの組合せはどれか。

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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
解説
IPv6アドレスの表記は16ビットごとにコロン(:)で区切って16進数で記述し、アドレス中1か所のみ0(ゼロ)が連続する部分を「::」で略記することが可能です。

設問のIPv6アドレスのプレフィックスは56ビット(/56)なので、「2001:db8:100:1000::」と先頭56ビットの一致するIPアドレスが同じサブネットワークに属することになります。
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設問・選択肢のアドレスはともに先頭から48ビット目まで「2001:db8:100」と共通しているので、残りの49~56ビット「10」の部分の差の有無で同じサブネットワークに属するかを検証します。
  • [1台目]
    "::"の部分は0のビットが連続していると考えるので、49~56ビットは16進表記で「00」です。
    同じサブネットワークに属しません。

    [2台目]
    1台目と同様に49~56ビットは16進表記で「00」なので、同じサブネットワークに属しません。
  • [1台目]
    49~56ビットは16進表記で「10」なので、同じサブネットワークに属します

    [2台目]
    49~56ビットは16進表記で「20」なので、同じサブネットワークに属しません。
  • [1台目]
    49~56ビットは16進表記で「10」なので、同じサブネットワークに属します

    [2台目]
    49~56ビットは16進表記で「10」なので、同じサブネットワークに属します
  • [1台目]
    49~56ビットは16進表記で「11」なので、同じサブネットワークに属しません。

    [2台目]
    49~56ビットは16進表記で「12」なので、同じサブネットワークに属しません。
したがって両方のPCが同じサブネットワークに属する組合せは「ウ」です。

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