平成26年秋期試験問題 午前Ⅱ 問14
問14解説へ
ネットワークの制御に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- TCPでは,ウィンドウサイズが固定で輻輳(ふくそう)回避ができないので,輻輳が起きるとデータに対しタイムアウト処理が必要になる。
- 誤り制御方式の一つであるフォワード誤り訂正方式は,受信側で誤りを検出し,送信側にデータの再送を要求する方式である。
- ウィンドウによるフロー制御では,応答確認のあったブロック数だけウィンドウをずらすことによって,複数のデータをまとめて送ることができる。
- データグラム方式では,両端を結ぶ仮想の通信路を確立し,以降は全てその経路を通すことによって,経路選択のオーバーヘッドを小さくしている。
正解 ウ問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
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解説
- ウィンドウサイズは可変です。TCPではウィンドウサイズと「輻輳ウィンドウ」の値の調整によって輻輳を回避するように制御が行われます。
- フォワード誤り訂正方式は、送信データに付加された誤り訂正符号を使用することで、ビット誤りを検出した受信側でその誤りを回復する手法です。
- 正しい。スライディングウィンドウ方式と呼ばれる機構です。
- データグラム方式(コネクションレス通信)では通信に先立って送信先とのコネクションを確立することはありません。
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