令和7年春期試験問題 午前Ⅱ 問9
問9解説へ
PPPに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 交換網用のプロトコルであり,専用線では使用することができない。
- 半二重の伝送モード専用のプロトコルである。
- 非同期式のプロトコルであり,8ビットの伝送制御文字が使われる。
- リンク確立フェーズの後に認証プロトコルを実行することができる。
正解 エ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
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解説
- PPPは、電話回線などのような交換網(通信のたびに接続を確立する回線)だけでなく、専用線でも使用可能です。ルータ、モデム間の専用線接続などにも多く使用されています。
- 半二重通信とは、トランシーバーのように送信と受信を繰り替えて使う通信方式を指します。PPPは全二重通信を前提とし、同時両方向処理を提供するプロトコルです。同時に双方向のデータ伝送が可能です。
- PPPは同期・非同期どちらにも対応しています。同期PPPでは、ビット同期またはオクテット同期のいずれかが回線によって選ばれます。
- 正しい。PPPは「リンク確立」⇒「認証」⇒「ネットワーク層パケット交換」⇒「リンク終了」という流れで処理を行います。PAP、CHAPなどによる認証は、LCP(Link Control Protocol)によるリンク確立の後、ネットワーク層パケット交換の開始前に実行することになっています。
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