令和4年春期試験問題 午前Ⅱ 問10

IEEE 802.3のイーサネットパケットが図の構成のとき,IPv4とIPv6によって異なるものはどれか。
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  • SFDの値
  • 宛先MACアドレスと送信元MACアドレスの長さ
  • タイプの値
  • データの最大長
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
解説
  • SFD(Start Frame Delimiter)の値は、0と1が互い違いに出現するプリアンブル(preamble)の最後に設定される、"01010111"というパターンとなっています。イーサネットを流れるパケットの一番前は例外なく、7オクテット(56ビット)のプリアンブルと、その次に1オクテット(8ビット)のSFDでスタートすると規定されています。
  • 宛先MACアドレスと送信元MACアドレスの長さは48ビットで、フィジカルな通信装置ごとにユニークなものが製造する際に書き込まれて出荷されるので、通常は変更することはできません。
  • 正しい。タイプの値は、イーサネットの上に位置するプロトコルを意味します。主だったプロトコルのタイプの値は、以下のとおりとなります。IPv4とIPv6では値が異なっています。
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  • データの最大長はMTU(Maximum Transmission Unit)と称され、イーサネットのMTUの標準値は1,500バイトです。イーサネットを流れるパケットは1,500バイトのデータしか伝送できないので、大きいサイズのデータはいくつかに分けなければいけません。

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