令和元年 午後I 問1 GARPについて

ASさん  
(No.1)
こんにちは。
令和元年 午後I 問1 の設問1 (1) c の回答は「GARP」ですが、
こちらは「RARP」ではだめなのでしょうか?
MACアドレスが同じで位置が変わるもの(仮想サーバの物理サーバ移動等)は、
RARPと考えておりました。
VRRPだからGARPなのでしょうか?
2020.09.01 05:27
わっつさん 
(No.2)
この投稿は投稿者により削除されました。(2020.09.01 15:12)
2020.09.01 15:12
わっつさん 
(No.3)
後半に誤りがありましたので再投稿します。

"RARP"は機器固有のMACアドレスからIPアドレスを問い合わせるためのプロトコルです。
現在ではあまり見られませんが,記憶装置が実装されず電源OFFなどの際に固定IPアドレスを保存できない場合に対応するためのものです。
また,"RARP"の運用には"RARPサーバ"の運用が必要です。

今回マスタルータが故障したケースではIPアドレスもMACアドレスも仮想アドレスが利用されるため,どちらも同じアドレスが継続使用されます。
しかし,L2SWが学習している物理ポートとその先に接続されている機器の関係は変更(マスタ→バックアップ)されるため,MACアドレステーブルを更新しないと正しくパケットがバックアップルータに到達しません。
そのため,ネットワーク内の機器類にキャッシュされた「IPアドレスに紐づくMACアドレスを更新」する目的で"GARP"を送信する必要があります。
2020.09.01 15:11
ASさん  
(No.4)
ご回答ありがとうございます。
RARPサーバの運用が必要なのですね。

特定の書籍の内容で恐縮なのですが、
翔泳社の「うかる!ネットワークスペシャリスト 2019年版」のP.60の
「・仮想マシンの移動」の箇所に、

  仮想マシンが別の物理サーバに移動して稼働するとき、仮想マシンは「RARPフレーム」を送信して、
  同一サブネットワークに存在するL2スイッチのMACアドレステーブルを更新する。

とあります。
前後の文章を見てもRARPサーバの記載がなかったのですが、
この場合、仮想マシンが別の物理サーバに移動する場合は、
逆にGARPではダメなのでしょうか?
2020.09.02 05:21
わっつさん 
(No.5)
> この場合、仮想マシンが別の物理サーバに移動する場合は、逆にGARPではダメなのでしょうか?
参照されている書籍に書かれている状況からすると「RARP」の部分は「GARP」の誤記ではないかと思われます。
翔泳社の正誤表を確認しましたが載っていませんね...

前回コメントでも記載しましたが,"RARP"はかなり古い機器に対応するための技術であり,同じような仕組みは"DHCP"に置き換わられています。
"RARP"は一部のDHCPサーバに実装されている「固定IPアドレス設定」に動作が似ています。

NW区分の試験においても"GARP"は午後問題に頻出しますが"RARP"のような過去の技術が今になって出題されることは考えにくいです。

2020.09.02 09:47
ASさん  
(No.6)
ご回答ありがとうございます!
ただ、他のページにもL2スイッチのMACアドレスの更新のために
「RARPフレーム」で説明している箇所がいくつかあるんですよね。
「L2スイッチのMACアドレスを更新する目的を果たすには、
宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスで ~ 必ずしもRARPフレームである必要はないわけだ」
との記載もありましたが。

「RARP"はかなり古い機器に対応するための技術」とのこと、こちら知りませんでした。
もっときちんと、GARPとの違いを勉強します。
ありがとうございました。
2020.09.03 05:24
わっつさん 
(No.7)
補足させてください。

"RARP"パケットでも,それを受信したL2SWのMACアドレステーブルは更新されるので,参考書の記載がまったく間違っているわけではありません。
「L2SWのキャッシュ更新」という目的だけを考えると"GARP"や"ARP"と同じ動作をします。

ただ,NW区分の試験対策書として既に主流ではない"RARP"の記述を使用しているのはいかがなものかとは思います。
2020.09.03 09:42
ASさん  
(No.8)
> 「L2SWのキャッシュ更新」という目的だけを考えると"GARP"や"ARP"と同じ動作をします。

いろいろとご丁寧に、わかりやすい説明ありがとうございました。
かなり頭の中がすっきりしました!
2020.09.04 05:27
ASさん  
(No.9)
たびたびすみません。
本日、平成30年 午後II の 問2 を勉強していたのですが、
問題の 22ページ、表7 の項番 5 に「eTYPE=RARP」とありました。
また表の注記に
  「項番5は、仮想サーバが物理サーバ2に移動してきたことをOFCに知らせるためのFエントリである」
との記載がありました。
サーバの位置を学習しているのは、L2 ではなくOFC になりますが、
仮想サーバでは、まだRARPは一般的によく使われているのでしょうか?
ネットワーク、むつかしいですね……。
2020.09.05 22:41
わっつさん 
(No.10)
('O'*)!!
本当ですね!!
それにこの設問は実際に解いた問題なのに気が付きませんでした...

> "RARP"のような過去の技術が今になって出題されることは考えにくいです。
以前のレスでは「RARP」が解答となるような出題という意味では書いたものの,内心では設問内にも登場することはないという意図もあったのでここについては訂正いたします。

> 仮想サーバでは、まだRARPは一般的によく使われているのでしょうか?
この状況で"GARP"ではなく,あえて"RARP"を使っている意図はわかりませんが「OFC」が「L2SW」と同じような仕組みで学習するのであれば,"RARP"に限らずARPシリーズで用を成すのではないかと思います。
2020.09.06 11:06

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